
相続登記とは
相続登記とは、不動産を持っている人が死亡したときに、名義を変更する手続きのことです。
もともと所有していた人から、不動産を相続した人に名義を変更します。相続登記をすることで、いくつかのメリットがあります。たとえば、相続した不動産を売りたいときです。
その場合、名義が被相続人のままだと売却することができません。
そのため、相続した不動産を売却したい場合には早めに相続登記をしておく必要があります。
また、早めに相続登記をすることで、遺産相続によるトラブルを防ぐことができます。
相続に不安がある、専門家へ相談したいという方はこちらの記事が参考になります。
相続の相談はどこにする?弁護士・税理士・司法書士の正しい選び方
司法書士に依頼する
相続登記をするにはさまざまな書類を集めたり記入したりする必要があり、手間と時間がとてもかかります。
また、不動産の調査や書類集めには費用がかかります。
そのため、登記についての知識を持っているかたや、平日に時間があるかたでないと自分で行うことは難しいです。
そこで、相続登記を司法書士に依頼するという選択肢があります。
司法書士に依頼すると、自分でしなければいけないことはとても少なくなります。また、分からないことを相談したり、相続についてのアドバイスを受けたりすることができます。
自分で行う自信がないかたや、時間が取れないかたは依頼することをおすすめします。
また、単に名義を変更するだけでなく、相続したものを分割する必要があるときにはさらに知識が必要になります。
この場合は、司法書士に相談するほうが安心です。
司法書士への報酬
司法書士に相続登記を依頼すると、もちろん費用がかかります。
司法書士への報酬です。一般的な住宅の相続登記をするときの報酬は、平均で6万円から10万円ほどです。
ですがこれは、あくまでも相続登記の手続きに対する報酬です。
その他にも遺産分割に必要な手続きや戸籍の収集などを依頼すると、報酬の平均は7万円から15万円になります。
全ての手続きを司法書士に依頼するのか、一部の手続きだけを依頼するのかは事前に決めておきましょう。
また、相続登記をする不動産の数や価値によっても報酬が変わることがあるため注意が必要です。
まとめ
相続登記を自分で行うと費用が節約できるというメリットがありますが、時間と手間がとてもかかるというデメリットがあります。
また、司法書士に依頼すると時間と手間はかかりませんが、報酬分の費用がかかるというデメリットがあります。
相続登記を行う不動産の数なども考慮して、自分で行うか依頼するかの選択を行うのがよいでしょう。
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